カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム
こんばんは。睡眠時間を意味なく削りすぎて限界突破目前のりょーごくです。
この表題を見て、「?」と思った方は、是非先日完結巻が発売された「ゴールデンカムイ」を読んでください!この言葉はアイヌ語です。
明治期の北海道で、アイヌの財宝を巡り、陰謀・戦争・謀略・グルメツアー・ラブコメディ・ヒグマ・血しぶきが飛び交い続けた作品の中で、ずっと貫かれていた一つのテーマ。それが今回のタイトルです。
カント オロワ ヤク サク ノ アランケプ シネプ カ イサム
意味は、
「天から役目無しに降ろされたものはひとつもない」
この世界に存在するすべてのものの内側に神を視る、アイヌ文化が育んだアニミズム的精神。自然も、動物も、道具達も、すべては神のもの。この世での役目を果たしてから、神のお膝元へと還っていく。そうやってアイヌの人々は、自然と、人々と、共存してきた。
そしてこの考えは、もちろん我々人間にも当てはめうるコトが出来ると思う。どんな人間も、なにか1つくらい為すべき事があってこの世に生まれてきた。俺は神様というものをそこまで信じていないし、運命論とかもあまり気にしない方だけど、この考え方だけは貰っていきたいと思った。だからこうして、記事にしました。
まあ俺たちがどう思おうと事実なのは、不思議な縁でこの身体と命を与えられ、この時代この場所に生を受けたということ。安っぽく言えば奇跡という力によって、俺らは生きているということ。そんな奇跡を実現してみせた俺たちならば、もう一度くらいこの世界でなんか奇跡を起こせるんじゃないかと、かすかに思える。
別にそんな使命感に駆られて、必要以上に生き急いだり、自己犠牲的になったりする必要は全くないと思う。それでも俺が自分にも役目があると信じたいのは、俺が今まで、数え切れないほどたくさん、多くの人に、助けてもらえてここまで来たからです。きっと俺の周りのひとにも皆何か使命があって、それが間接的に、或いは直接的に俺を助けてくれたんだと思う。だから俺は、自分の役目を通じて、もらってきたものを少しずつ、世界へと還していきたい。
もし貴方が同じように思うのなら、一緒に還していきましょう。少しずつ、良い世界になるはずだと信じながら。もしそんなこと思えなければ、無理をしないで。まずは自らの心の余裕を作っていきましょう。役目なんていつ見つけても遅くは無いです。
自分の役目はなんなのか。このブログの役目...だったりするかも。そんなことを考えていって、やがてはアイヌの人々が信じた優しい世界に繋がれば良いなと、思うばかりです。
りょーごくでした。
今なら少し無料で読めるわよっ!
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