漫画とアニソンのある生き方。

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魅力の本質は人間味だ

こんばんは。りょーごくです。2月は忙しかったのです。仕方ない。

 

今日の一言はすごくシンプル。故に短く突き刺さる台詞。出典は「ワンパンマン」でも知られるONE先生の「モブサイコ100」という作品。ざっくりいうと、最高峰の超能力をもつ主人公が、できるだけ力を使わず平穏に生きようとするものの、当然周りがほっとくはずも無く、大人たちの陰謀と戦いに巻き込まれ続けながらも成長していく物語です。

文だけ聞くとなんだかいわゆる流行の「俺つえーチート系」みたいな感じですが、そういうわけでもありません。最強の能力を持ちながらも、割と苦戦します。その中で、いい大人、だめな大人に会いながら、成長していくのです。

 

さて表題のセリフは、主人公の師匠・霊幻が放ったものです。この男は主人公の超能力に目をつけて、詐欺まがいの探偵事務所的なものを経営する、まあ前述のカテゴリで言うなら紛れもなく「だめな大人」です。終始自分のために主人公を利用しようとし続けますが、意図しないところで主人公を支える言葉を発していきます…その中でも、特に俺が好きなのがこれ。

 

魅力の本質は人間味だ。良い奴になれ。以上!

 

シンプルですが、なんだか元気がわいてくる。ここでの人間味ってのは、まあ超能力に代表される様々な「力」に対するものなんだと思います。力ってのはすげェもんです。権力や財力、膂力に学力…どれも立派な力であり、誇るべきものに違いないです。でも、力を欲するあまり、力に溺れるあまり、人間味というモンがゼロになってしまっては、本質が欠ける。誰かが必ず、俺たちの人間味というものを見ている。言い換えれば、どれだけ俺たちが魅力的かということを、ひとは見ます。

「魅力」は外面的な力だけでは決して成り立たない。魅力が欠ければ、ひとはついてこない。それが何だと思うかもしれませんが、ひとに手を差し伸べたいと思われないということほど絶望的なことはない。俺は、どんな夢であろうとも、そこにたどり着けるかどうかは「どれだけひとに助けてもらえるか」に懸かっていると信じています。人間は俺たちが思っているより遥かに、ひとりでは何もできないからです。

 

だから、自分の為にも人間味を磨くってのは悪いことじゃあないです。何も持たない俺たちが今すぐやれることは、エラい職につくことでも、大金を稼ぐことでも、凄え能力を身につけることでもないです。そんなものはもっと先。今は、「良い奴」でありたいと願えることです。そりゃあ稀にいる天然モノの良い奴にゃきっと敵わない。でも、良い奴であろうとすることは、いくらかでもできるはず。相手の話をいつもより少しだけマジメに聞いてみたり、少しだけでかい声で挨拶してみたり、店員さんにお礼を伝えてみたり。何だって良いんだと思います。魅力は人それぞれのオンリーワンです。

 

良い奴になろうともがくあなたを、必ず誰かが見ています。

俺を信じてほしい。

 

りょーごくでした。

 

 

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